日本むかしばなし「屁こき嫁ご」の唄
さて、先日連載した「おならのお嫁さん」ですが
つい、調子にのって、表紙も描いてみました。
そして、ついでに唄もつくってみました。
お好きなふしまわしで、歌ってみてくださいね(笑)
うらの はたけの だいこんが
すぽん すぽんと ぬけとった
ゆうべ ござった よめさまは
つのを かくして しりだして
おおきな へを こいたとな
やまの かきのき あかいみが
ぱらん ぱらんと おちとった
ゆんべ だされた よめさまは
つのを かくして しりだして
おおきな へを こいたとな
だども よめさま よいよめご
ぶおん ぶおんと ひとふきで
てきの へいたい おいはらい
ほうびに もらった のっぱらで
おおきな へを こいたとな
つのを かくして しりだして
ぶおん ぶおんと こいたとな
このおよめさん、今では赤ん坊も授かって、しあわせに暮らして
いることでしょうね。
さて、ちょこっと、後日談です。
大きなおならをするだけでなく、それを吸い込む!!
お嫁さんもいるようです。
畑まで、お姑さんをふっとばすのは同じですが。。。
ぶお ぶお ぶおーん!
「しまった!」と思ったお嫁さん、あわてて、おならを吸い込みます。
すぽぽ、すぽすぽ、すぽぽーん!
この失敗で、やはり嫁ぎ先を追い出されます。
ですが、こちらは、その道すがら、たくさんの米俵をつんで
動かなくなった船をみつけます。
男たちが何人かかって押してもびくともしない様子に、お嫁さん。
「うふふ、あたしなら、できるがなぁ」
男たちはおこります。
「ふん!できたら、米をくれてやる」
お嫁さんは、さっそく、おならひとふき!ぶお ぶお ぶおーん!
たちまち船はふきとばされ、波のうえ!
男たちが目をまるくしていると、こんどは、吸い込みます。
すぽぽ すぽすぽ すぽぽーん!
こうして、どっさりお米を手にいれたお嫁さん。
嫁ぎ先に凱旋!
いつまでもへいわに暮らしたそうな。
へぇ よかったね。
長い話におつきあいくださいまして、ありがとうございました!
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