今昔物語/怪力の坊さんの話(その1)
(今は昔~)ではじまる「今昔物語」には、ふしぎ、シュールな話が
たくさんありますが、その中からふたつ、
世にもめずらしいお坊さんの話をご紹介します。

まずは、「怪力の坊さん」
今は昔、京都に実印僧都(じついんそうず)という、とてもえらいお坊さん
がおりました。このお坊さん、ものすごく力が強いといううわさでした。
「どれほどのものか、ためしてやろう」
ある日のこと、昼寝をしている僧都に、弟子たちがいたずら心をおこし、
足の指にくるみをはさみこんでみると。。。
「あ~、よくねたわい」のびをしながら、僧都は、ばりばりばり~っと
がおりました。このお坊さん、ものすごく力が強いといううわさでした。
「どれほどのものか、ためしてやろう」
ある日のこと、昼寝をしている僧都に、弟子たちがいたずら心をおこし、
足の指にくるみをはさみこんでみると。。。
「あ~、よくねたわい」のびをしながら、僧都は、ばりばりばり~っと
くるみを割ってしまったそうな
「すごい!」弟子たちは、すっかり、恐れ入ってしまったそうな。。。
つづく。
「すごい!」弟子たちは、すっかり、恐れ入ってしまったそうな。。。

つづく。
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