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2012年10月

2012年10月28日 (日)

雪舟の伝記

水墨画といえば、「雪舟」ですね。
こちらの挿絵は以前描いたもの。
「10分で読める伝記2年生」(学研)におさめられています。
Sessyu1
雪舟は、10歳でお寺にあずけられたものの、ちっとも修行せず、
絵ばかり描いていました。和尚さんに何度叱られても、やめないので、
とうとう、柱にくくりつけられてしまいました。心細さで泣いた涙が
床にしたたりました。
その涙を足なぞって描いたねずみがまるで生きているかのようだった~
という伝説が有名です。
Sessyu2
和尚さんの許しをえて、雪舟は、絵の修業に打ち込みます。
やがて、中国にわたり、そこで認められ帰国。
日本を代表する水墨画家として86歳まで、絵を描き続けたと
いうことです。
Sessyu3_2
雪舟の絵は、強い。「美しい」というより「個性的な水墨画だ」と、
思います。「誰にも描けないものを描こう!」という強烈な自我や
上昇志向を感じます。
対象を写すのではなくて、単純化して強調する空間づくりは、
まさに「開拓者」だったと思います。
そして、この画家の線とセザンヌの面が似ている。と思うのは、
わたしだけかなぁ。
Sessyu000




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2012年10月22日 (月)

屋形船で遊ぶ

屋形船で遊んできました♪
Yakata0
北品川の船溜まりから出発してレインボーブリッジ、東京タワーを
見てスカイツリーも遠くから眺めた(笑)150分コースの乗合船です。
お料理は定番のお刺身とか天ぷらのコース。
なかなかおいしかった♪
ご一緒したのは、昔のお仕事仲間です。
今はお仕事のおつきあいはないけど、年に1回か2回、
遊んでいるだけですが、もはや20年のおつきあいなので、
親戚のようで、おしゃべりがはずみます♪
Yakata1
窓から身をのりだして、船の波しぶきを見ると、漁師さんになった気分。
でも、船がとまると、たちまち、カモメさんが、えさをもらいにやってくる
のが、おかしいのですけど、だいじょうぶかしら。と心配にもなります。
野生の鳥が もはやこんなに餌付けされちゃって。
Yakata2
ほろ酔いかげんで、甲板にでると、風に吹かれて
とっても気持ちがいいです。
レインボーブリッジもこんな間近で見たのは、はじめてです。
Yakata3
このあと、乗りあった皆様たちと、カラオケ~がはじまりました。
誰が歌っても、手拍子も拍手もたくさんあります。
ちょうどこの日がお誕生日だった男の子がいて、みんなで
ハッピーバースデーを歌ったりもしました。
屋形船って、いっときでも、同じ船に乗れば、
家族みたいになるのね。
うん、とても楽しかった夜でした♪
Yakata4

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2012年10月13日 (土)

古今亭菊千代さんと小さなお鮨と落語本

古今亭菊千代師匠です。
どうしても落語家になりたくて、広告代理店勤務後、円菊師匠のもとに
無理やり??弟子入りして、今は真打ちになられた噺家さんです。
Kiku0
そんな一途な菊千代さんと、菊千代さん馴染みのすし屋
千駄木の「三喜鮨」で、打ち合わせを兼ねて
親睦会(呑み会)をしました。
菊千代さんは、来年児童向けの落語のご本を出版予定
わたしは、挿絵でお手伝いすることになったのです。
寄席にはうかがったことがありますが、お話するのははじめてです。
わたしも体が小さいけれど、菊千代さんも小さい。。。。
そこで???小指の先のような小さなお寿司を
にぎっていただきました。
Kiku1
こんなかわいいお寿司をにぎって、出版の門出??を祝ってくれた
三喜鮨のご主人です。
写真のバック上に「菊千代のれん」が見えますか~?
Kiku2
お話してみて思ったのは、菊千代さんは、お気持ちのほんとやさしい
ほがらかな方です。そして、芯のある方。次世代に伝えてゆきたいものも
はっきりあるようす。きっと、子供にも、おおらかで、残ってゆく
お原稿を書いてくださるでしょう。
打ち合わせもさっと?終えて、編集者と三人、
日本酒大好き~!の夜がふけてゆきます。
Kiku3
将来は噺家になりたいなぁ。~なんて、子供が続出するような
ご本にできたらいいなぁ。
さて、呑んだあとは、おそばがおいしいぞ~!絵は「時そば」から♪
Kiku4






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2012年10月 7日 (日)

震災絵本取材旅行

来年、震災をテーマにした「語り継ぎ絵本(仮)」が出版されます。
こちらは、震災のようす、被災地でがんばる人たちを
ドキュメンタリー児童文学として残していく本です。
こちらに、わたしも絵を描くことになり、岩手の宮古まで行った来ました。
ここも津波で大きな被害を受けたところですね。。
津波で流された道祖神が道端に立てかけられています。
避難所となった小学校にあった子供たちのの作品もところどころ、
こわれてしまったようです。
Miyaco0_2
宮古では、多くの人が漁業で生計を立てています。
リアス式海岸の豊かな漁場につくられた港は、復興しつつあります。
Miyaco2
まるで海にはさまれるように、小高い山がいくつもあって、
家々が段々畑のように立っています。
ですから、坂道ばかりが続く町なのです。
Miyaco3
さて、私が描くのは、当時小学生だった姉妹のお話です。
ふたりは「もっこ」という竹籠で、支援物資を一日3回、
町の人たちに100日以上運び続けたそうです。、
この急な坂道を細いからだの少女たちが、灯油入れに入れた水や
100個ぐらいのおにぎりがはいったもっこをかついで往復したと
いうのですから驚きです。
わたしも もっこをかついでみました。空なので,軽かったのですが、
その大きさにびっくりです。これなら、たくさんはいるけど、どれだけ
重かったでしょう。
Miyaco4
ご一緒しているのは、今回の書き手となる「堀米薫」さん。
児童文学協会創作コンクールで優秀賞を獲った新進気鋭の
児童文学作家です。農業、林業、畜産農家の主婦でもあり、
自身の体験に基づいた「チョコレートと青い空」など作品があります。
そして彼女自身も被災者です。
このあと、彼女は姉妹にインタビューされるのですが、
それが、またすばらしかった。
少女たちの気持ちをほぐしながら、がんばりをほめながら、
気持ちを引き出していました。
きっと心温まる姉妹のお話を書いてくださるでしょう。
私はその横で、姉妹たちのデッサンをとっていました。
Miyaco5
わたしは、宮古に行ったのも、被災地に行ったのも、被災者の言葉を
直に聞いたのもはじめてです。ほんとにほんとに、大きな大きな災害
だったのだのなぁ。それを、乗り越えようと助け合っている人たちは
たくましく、優しい。この小さな姉妹に恥じない絵を描きたいと思いま
した。
Miyako6









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2012年10月 1日 (月)

介護士さん必見!高齢者レクリエーション本

「高齢者の音育アクティビティ」(いかだ社)が発行されました。
こちらは、高齢者施設などで働く介護士さんのためのご本です。
わたしは、表紙、中のイラストを担当しました。
Otoiku1
「音育(おといく)」って、はじめて聞く言葉でしたが、これは、「音ではぐくむ」
介護士と利用者の温かく楽しい関わりのことだそうです。
こちらを提唱しているのが、大石亜由美先生。看護師として働きながら、
高齢者と赤ちゃんの交流の場「赤ちゃん木育広場、木育寺子屋」で
開催しています。

大石氏のお話をうかがうと、高齢者の方たちは、歌いながら、体をうごかすと、
ほんとに生き生きとした表情になるのだそうです。
だからといって、利用者はりっぱな人生の先輩たち。子供をあやすのとは、
まったくちがいます。高齢者が自ら参加したくなる大人のためのレクリエーション
を提案したいとのこと。
たとえば。。。上半身のストレッチをかねて「ズンドコ節」を歌いながら踊ります。
Otoiku2
昔を思い出す「回想」も高齢者には、とても癒されることだとか。
好きだったドラマの主人公になりきってみるのも楽しいでしょう。
Otoiku3_2
こうしたストレッチを兼ねた歌と踊り、遊び、物作りが、月ごとに
たくさん紹介されています。
また、私も描いていて楽しかったのは大石氏の分身「ゆめちゃん」が
活躍する介護士日記♪エピソードをうかがって、まんがにしてみました。
Otoiku4_2
こうした施設を 私はまだ 訪ねたことがないけれど、この本を
通して、現場で介護士と高齢者の家族のようなふれあいを
知りました。なんだか、会ったことのないお年よりにとっても
親近感を覚えたお仕事でした。
介護の現場で働く皆様のスキルアップのためにおすすめの
一冊です。

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