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2012年3月17日 (土)

土佐の昔話「むらをすくった鬼」その2

それから、何日も過ぎたある日のことです。
あらしがやってきました。
風がふきあれ、ざんざか、ざんざか
雨が降り続けます。
「じいちゃんたち、だいじょうぶかな」
子鬼が言いました。
おとう鬼が海をながめると、大波があばれています。
6
「こりゃぁ、いかん。村へ行ってみよう」
おとう鬼は、そう言うと、山にあったいちばん大きな岩を
かかえました。
71
力いっぱいもちあげます。
72
岩をかついだおとう鬼は、村へ向かって山をおります。
「おとう、おらも行く」子鬼が岩にとびのります。
ぶおおお、ぶおおおと風がふきます。
ざんざか、ざんざか、雨がふります。
8
ちからもちのおとう鬼も、さずがに疲れたころ、
ようやく、海辺の村にたどりつきました。
9
                                  (つづく)










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コメント

こんばんは。

日本人の概念のなかに 怖いものや 優しいものや
自分自身の醜いものにも 「鬼」が 住みついていて
言葉に 言い表せない悲しみにも 鬼が優しくしてくれる
力が とても 面白いと思います。

いつもながら、揺り動く絵画が 素敵です。 

投稿: kawasemi | 2012年3月17日 (土) 21時47分

待ってましたわ。いい絵だね。

投稿: asako | 2012年3月17日 (土) 22時49分

sagittariuskawasemiさま~。
そうですね。鬼って、人の醜いところの身代わりになってくれているような気がしてます。ときには、守ってくれたり。。。そんな存在です。

投稿: ぷりん | 2012年3月18日 (日) 10時07分

cakeasakoさま~
ありがとう~。今みると、いろいろ不服のある絵だけど、
思い出深い作品です。次回最終回です~

投稿: ぷりん | 2012年3月18日 (日) 10時09分

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