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2011年11月12日 (土)

百人一首「恋の歌」その1

ようやく秋を迎えたようです。秋は、もの思いの季節?
「切ない大人の恋」がふさわしい季節?
恋には、詩がつきものですが、平安時代では、まるで今の
携帯メールのように恋人たちは、和歌を交わして、
お互いの想いを伝えてきました。
そんな恋の歌を本日は、百人一首から、2首。
来年発売される本「絵で見て楽しむ日本の古典」(学研)の 
ちょこっと紹介でもあります。

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離れ離れになってしまった自分たちを、急流で岩にせきとめられて
分かれてしまった川の流れにたとえ、その流れがいずれ下流で
ひとつになるように、いつか必ず愛しいあなたとお逢いするぞ!
と、詠んでいます。
作者は、崇徳院。第75代の天皇でしたが、保元の乱に敗れて
讃岐に流されました。ですから、その頃詠まれた歌でしょうか?
とても情熱的な歌ですね~。平安時代の男性特有のめめしさ?
がない。男らしい歌?です。きっと、意志の強い方だったのでしょうね。
結局、あえなく、讃岐で亡くなってしまうのですが、さぞ、無念だったと
思います。

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逢いに来てくれない恋人に、自分がどんなにつらい気持ちで
いるか訴えた歌です。「松」と「待つ」を掛けて、「藻塩焼きの火」に
「燃える恋心」をたとえています。
こちらは、まるで演歌「天城越え」のような、激しい女心です。
「恨んでも,恨んでも、やっぱり会いたいのよ~」といったところ
でしょうか?でも、こうして和歌にすると、優美!こんな手紙をもらったら、
離れかけた男の人の気持ちももどってくるかしら?と思ったら、
作者は男性!選者でもある藤原定家でした。
ずいぶんもてて、女の人を泣かせたのかもしれませんね~。と、なると、
これは、自慢話だったりして?!(苦笑)
  (つづく)

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9絵の話」カテゴリの記事

コメント

来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に
     焼くや藻塩の 身も焦がれつつ

逢い引きの約束に 夕暮れ時 松林の浦で待っている
のだけれど....あの人は来ない。
折しも 浦は夕凪で塩作りのために海藻を焼く匂いが
松林にも漂う....
来ないあなたを待つ私の心も恋い焦がれて あの藻の
ように身を焼かれる思いです。 
むろん 歌詠み人は藤原定家とあらば 定家卿は今や
宮中でお公家衆と詠み合わせに興じていらっしゃる。
実際に製塩の烟り漂う浦の松林に浜娘を待つわけでは
なく 待つ身の焦がれを 浜辺の松林にいぶり臭く漂う
「藻塩焼き」に絡ませての粋。
はて 待つ身は男か はたまた女か......その鄙びた恋の
情趣に都人たちは拍手喝采、「定家卿はお上手だ!」

投稿: 美森 | 2011年11月12日 (土) 20時44分

ぷりんさま
>(崇徳院は)保元の乱に敗れて讃岐に流されました。
>ですから、その頃詠まれた歌でしょうか?
そうだと思います。
崇徳院の人柄は知らないのですが、
また復帰してやるぞ、
という意志を裏に秘めた歌ではないでしょうか。
その方が男らしい感じがします。

投稿: 清也 | 2011年11月13日 (日) 13時31分

chick美森さま~
おお!すばらしい注釈をつけてくださってありがとうございます。snow
なるほど、浜娘を男が待つ。という解釈もできるのですね。
みんなにいろいろな想像をさせてくれるところが定家さんの
技量なのかな??lovely

投稿: ぷりん | 2011年11月13日 (日) 14時40分

dog清也さま~
そうですね~「時期を考えると
復帰への意気込み!」の歌かもしれないなぁ。
「恋の歌」にかこつけて、実は、まだまだ野心満々!
政争の歌かも~。bomb
ほんとうのところは、わからんですなぁ。coldsweats01
とりあえず、今回の本(子供用)は
恋の歌の分類にはいっていました。japanesetea

投稿: ぷりん | 2011年11月13日 (日) 14時48分

「恋の歌」に登場する男女の間に、どんな絵が展開されていくことでしょう〜
終わる頃は、身も心もやりきれなくなるのでは!?
なんて心配します・・・

投稿: アルキメデス | 2011年11月17日 (木) 20時32分

eyeアルキメデスさま
うふふ~。色っぽい話は、もう引退したので、
尼さん気分で、すすめました。japanesetea
他の絵描きさんもたくさんはいってくるし、
大丈夫です。spa
今は「徒然草」をすすめてますよ~無常観のほうが
ぴたっときますなぁ。coldsweats01

投稿: ぷりん | 2011年11月18日 (金) 11時25分

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