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2011年10月22日 (土)

蜘蛛の糸(その1)

芥川龍之介が書いた「蜘蛛の糸」は、私の好きなお話のひとつです。
こちらを絵本ふうにしてみました。
これなら、小さな子どもにも読めるかな??

極楽のある日のことです。
その朝も、池には、真っ白い蓮の花が
たくさん咲いて、かぐわしい匂いを放っておりました。
お釈迦様は、池のふちを ぶらりぶらりと散歩しておりました。
Kumo1
そのうち、ふと立ち止まると、下をごらんになりました。
この池の深い深い底 には地獄があるのです。
Kumo2
透き通った池の水は、まるで覗きめがねを見るように 地獄の
ようすをはっきりと見せてくれました。
Kumo3
鬼が、罪人をこらしめています。山には、針が立っています。
血の池では、たくさんの罪人たちが、舟のように浮いたり、
しずんだりしながら、うめき声をあげておりました。
Kumo4 
お釈迦様のそのなかで、かんだたという名前の男を見つけました。
かんだたは生きているとき、大どろぼうでした。
ものを盗んだり、家に火をつけたり、人も何人殺したかわかりません。
でも、たったひとつ、良いことをしたことがありました。
Kumo5_2
かんだたが森を歩いていたときのことです。
足元を一匹の蜘蛛がはって行きました。
そこで、かんだたはすぐさま踏み潰してやろうと足をあげたのですが、
「いやいや、これも小さな命だ。むやみに殺すのは、かわいそうに
ちがいない」
と思いなおし、蜘蛛を逃がしてやったことがあるのです。
Kumo6
お釈迦様は、それを思い出すと、
「ほんとうは、やさしい男なのだろう。そうだ、出来るなら、
あの男を地獄から救い出してやろう」と、思いました。
見れば、蓮の葉っぱに蜘蛛がきれいな糸をかけています。
Kumo7
         (つづく)

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コメント

いい絵だわ~~。私も、この話、だいすき。

投稿: あさこ | 2011年10月23日 (日) 22時55分

cakeあさこ様
ありがとう~。芥川はおもしろいですよね~
そのうち「鼻」もやるつもりよんhappy01

投稿: ぷりん | 2011年10月24日 (月) 08時30分

ふたつの世界が対照的で、分かりやすいですね。
もしかしたら「源氏物語」も子ども向けに!?なるのかな。
今度見てみたいな〜〜

投稿: アルキメデス | 2011年10月28日 (金) 15時42分

アルキメデスさま~
蜘蛛の糸は、絵にすると、とってもメリハリのあるので子どもにも親しめそうです。
でも「源氏物語」は。。。人間関係が複雑で、ちと、
低学年は、むずかしそう。。。。
小学校高学年なら、「恋物語」もだいじょうぶ~。
やってみたいわ~

投稿: ぷりん | 2011年10月28日 (金) 19時03分

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