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2011年10月

2011年10月30日 (日)

蜘蛛の糸(その3)

かんだたは、恐ろしくなりました。
蜘蛛の糸は、自分ひとりでも切れてしまいそうな
細い糸なのです。
みんなでのぼったら、切れてしまうにきまっています。
そうなったら、せっかくここまで、のぼったのに
また地獄に堕ちてしまいます。
かんだたはどなりました。
「おい、おりろ!おりろ!
この蜘蛛の糸は、おれのものだ!」
Kumo13
そのとたんでした。
今までなんともなかった糸が、ぷつり。と切れました。
かんだたは、たまりません。
大勢の罪人たちと いっしょに くるくるとまわりながら、
堕ちてゆきました。
Kumo14
お釈迦さまは、そのようすをじっと見ていました。
やがて、かんだたが、血の池にしずんでしまうと、少し悲しそうな
お顔をしました。
自分だけ助かろうとしたかんだたの心をあさましいと思ったのでしょう。
Kumo15
小さくためいきをつくと、また、ぶらりぶらりと歩きはじめました。

蓮の花の香りがあたり一面にあふれています。
どこからか 美しい合奏が聞えてきました。
Kumo16_2
極楽は、お昼になったようです。
Kumo17
(おしまい)

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2011年10月29日 (土)

蜘蛛の糸(その2)

お釈迦さまは、蜘蛛の糸を手にとると、池の底にむかって
まっすぐおろしました。
糸は、するする、するするとおりてゆきます。
Kumo8
そして、とうとう、地獄にいるかんだたの上にたれてきました。
かんだたは、手をたたいてよろこびました。
「この糸にすがってのぼってゆけば、地獄から抜け出せるかも
しれないぞ」
かんだたは、さっそく 蜘蛛の糸を しっかりつかみました。
Kumo9
かんだたは、上へ上へと、のぼってゆきました。
Kumo10
そして、針の山も見下ろせるほどのぼると、かんだたはにやりと
笑いました。
「しめた、しめた。もう少しがんばれば、うまくいきそうだ。」
Kumo11
そして、ふと下を見ると。。。
大変です。大勢の罪人たちが、自分のあとをつけて、
のぼってくるではありませんか。まるでありの行列です。
Kumo12 
(つづく)

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2011年10月22日 (土)

蜘蛛の糸(その1)

芥川龍之介が書いた「蜘蛛の糸」は、私の好きなお話のひとつです。
こちらを絵本ふうにしてみました。
これなら、小さな子どもにも読めるかな??

極楽のある日のことです。
その朝も、池には、真っ白い蓮の花が
たくさん咲いて、かぐわしい匂いを放っておりました。
お釈迦様は、池のふちを ぶらりぶらりと散歩しておりました。
Kumo1
そのうち、ふと立ち止まると、下をごらんになりました。
この池の深い深い底 には地獄があるのです。
Kumo2
透き通った池の水は、まるで覗きめがねを見るように 地獄の
ようすをはっきりと見せてくれました。
Kumo3
鬼が、罪人をこらしめています。山には、針が立っています。
血の池では、たくさんの罪人たちが、舟のように浮いたり、
しずんだりしながら、うめき声をあげておりました。
Kumo4 
お釈迦様のそのなかで、かんだたという名前の男を見つけました。
かんだたは生きているとき、大どろぼうでした。
ものを盗んだり、家に火をつけたり、人も何人殺したかわかりません。
でも、たったひとつ、良いことをしたことがありました。
Kumo5_2
かんだたが森を歩いていたときのことです。
足元を一匹の蜘蛛がはって行きました。
そこで、かんだたはすぐさま踏み潰してやろうと足をあげたのですが、
「いやいや、これも小さな命だ。むやみに殺すのは、かわいそうに
ちがいない」
と思いなおし、蜘蛛を逃がしてやったことがあるのです。
Kumo6
お釈迦様は、それを思い出すと、
「ほんとうは、やさしい男なのだろう。そうだ、出来るなら、
あの男を地獄から救い出してやろう」と、思いました。
見れば、蓮の葉っぱに蜘蛛がきれいな糸をかけています。
Kumo7
         (つづく)

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2011年10月15日 (土)

はじめてのぎっくり腰

はじめて「ぎっくり腰」になっってしまいました。
重いものをもちあげようとしたわけではない。洗面所で、ものを取ろうと、
ちょいと体をひねっただけなのですが。。。
そのとき、妙な感覚がして、そのあと、じわ~じわ~と腰が、痛くなってきたので
はやめに就寝しました。が、その夜、痛さで目が覚めた。
そして、翌朝にはついに、歩けなくなってしまっていたのです。
なんだか到るまでがのんびりした「ぎっくり腰」です〔苦笑)
とにかく動くと悲鳴をあげたくなるので、致し方なし。
打ち合わせをキャンセルした。
楽しみにしていた五行歌の本郷歌会もキャンセルした。
楽しみにしていた(幹事もしていた)武蔵美の同窓会もキャンセルした。
無念だ。。。情けない。。。
しかし、締め切りだけは、守りたい。
しかし、しかし。。。一日目は、どうにもならず、寝込んだ。
Kosi1
2日目。おお!なんとか、つたい歩きができる。
Kosi2
3日目。立ってるだけなら、平気。すわってるだけなら、平気。
までに、回復!が、立ったり、すわったりの連続した動作が恐ろしい。
Kosi3
そして、4日目の今日。まだ痛みはのこるけど、タオルを腰にあて、
帯締めと博多の半幅帯で腰をしめつけたら、ずいぶん安定感が
でてきた。お仕事も再開。ブログも更新!やれやれ。。。

それにしても、とほほ。とほほの数日間だったわいなぁ。
峠を越えたとはいえ、完治するまで、そろりそろりとすごします。

もう、こんなことが起きる年齢なのね、無理がきかないのね。と、
しみじみ しました。
Kosi4

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2011年10月 8日 (土)

楽しんできた「美術さんぽ!」いろいろ

今日は、わたしが毎月参加している美術さんぽのおはなしです。
「美術さんぽ」とは、アートナビゲーター(美術検定一級合格者)の案内で
美術館とその周辺のアートスポットを散策するものです。
先日、今までの写真を頂戴したので、その経緯をまとめてみました。

まずは、アートナビゲーターのご紹介!案内してくれるのは、このおふたり。
説明がわかりやすくて、気さくなのも嬉しい。先日の「絵と遊ぶ五行歌」にも
遊びにきてくださった。ずいぶんと仲良くなりました。
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この方たちに連れられてこの半年。。いろいろな美術館めぐって
きました。
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そしてこの企画は美術館にはいる前にちょこっと。。。おさんぽするの
がミソです。ふだん机に向かってばかりで、出不精の私には「歩く」よい
きっかけなのです。健康のためにも参加しています(苦笑)
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一汗かいたところで、美術館にはいって鑑賞!あんがい見てい
なかった常設展を見ます。平日なのもあって、館内はすいている。
ひとりでゆったり見るのも素敵ですが、説明を受けながら、みんな
と見るのも楽しいものです。
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そのあとは、のんびりお茶、おしゃべりタイムです(自由参加)

今月は10月26日(水)六本木ヒルズ、森美術館!毛利庭園を
おさんぽだそうです。展望台にものぼる!すっかりおのぼりさん
気分で楽しみにしています。
詳細はこちらです。おさんぽの様子がわかる映像もみられます。
よろしかったら、ご一緒いたしましょう~♪
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2011年10月 2日 (日)

保育士さんいっぱい!「あそびうた倶楽部」

子どもは歌って踊って遊ぶのが大好き!です。
そんな子どもたちと、どうしたらもっと楽しく遊べるかしら?こんな遊びはどうかしら?と
いつも考えて工夫を重ねている保育士さんたちの研究会「あそび倶楽部」を昨日、
のぞいて来ました。
鮫洲の児童センターに行ってみると、湯浅とんぼ先生、三根政信先生を中心に
若い先生方、保育士の卵さん、30人くらい??でいっぱいでした。
こちらでは、参加した若い先生方が、自分が考えた遊びを紹介したり、
みんなで遊んでみたりするのです。
私は、こうしたあそびのイラスト(お遊戯の絵)をすいぶんと描いてきたのですが、
実際それを工夫している現場を知らなかったので、
のぞいてみたくて、参加してみました。
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向かって左が、湯浅とんぼ先生。「あそびうた」のパイオニアといえる
先生です。先生ご著書には、わたしも何度か絵をつけたことがあります。
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三根政信先生は最近CDをだされたばかりです。
Photo
今回、わたしも、倶楽部のみなさんのレクチャーで、手遊びしたり、
踊ってみましたが。。。。。とほほ。。。慣れてない。上手にできない。。。。
でも、でも、そんなことはどうでもよく、いちばんの収穫は、
保育に取り組む現場の熱意をはじめて感じたこと!です。
これは、机に向かっていてはわからなかったことです。
子どもが大好きな人たちが、よりよい保育、楽しい保育をめざして、
一生懸命勉強している現場を、実際見て、心温かくなりました。
そのうち、ここの方たちが提案したあそびを絵にすることがあるかも知れない。
と思うと、ぐっと親近感が湧きました。

あそびは、いろいろです。手遊びもあれば。。。
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ごっこ遊びもある。忍者ごっこは私も好きでした。
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昔ばなしを劇あそびにするのも楽しいです。
こちらは「ねずみのすもう」から。
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わらべうたは、残していってほしいものです。
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「あそび倶楽部」のみなさん、どうぞ、みなさんのお力で、
子どもたちに楽しい幼年期をすごさせてあげてください。
わたしは、みなさんの工夫を伝え広める一端を担おうと思います。
倶楽部には、またあそびにいかせてくださいね。

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