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2011年7月 2日 (土)

世界昔話「おばあさんとなべ」その1

今回は、スウェーデンに伝わる昔話をご紹介しますね。
このお話は、生活必需品の「なべ」が擬人化されていて、
その様子がとてもかわいらしく、けなげなのです。
でも、結末は少し寂しく、おばあさんとなべの関係には
いろいろと考えさせらます。
どうぞ、読んでみてくださいませ。

Nabe0
むかしむかし、ある丘の上におばあさんが ひとりですんでいました。
おばあさんは、とても貧しくて、たったひとつのなべに ほんの少しの
食事を作って食べるのがやっとでした。
けれども、おばあさんは、なべをとても大事にしておりました。
食べ終わると、かならず、なべに声をかけます。
「おかげで今日も食べることができたよ。ありがとう。きれいになっておくれ」
なべをごしごしみがくと、窓辺にほしてやります。
Nabe1
ある日のことです。
なべは、からだを かわかしながら、思いました。
「あれっぽっちの食事じゃ、おばあさんがかわいそうだ」
いつも自分をだいじにしてくれるおばあさんに何かして
あげたくなったのです。
Nabe3
「そうだ!いいことを思いついたぞ。よおし!」
なべは、からだがかわくと、ぽーんと外へとびだしました。
そして、ころんころんと、ころがって、村の市場へむかいました。
Nabe41
市場には、豆を売っている男がおりました。
お客がついたところで、豆をいれるものをさがしていました。
そこへ、なべが、ころんころんと、ころがってきたものですから、
「こりゃあ、ちょうどいい」と、男は言って、豆をざあーと入れました。
Nabe42
そのとたん、なんとまぁ、なべは、すたこら、坂をのぼって、
おばあさんの家へ帰って行きました。
Nabe5

(つづく)

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コメント

またまた、わくわくするお話が始まりましたね!

昨夜、ぷりんさんのブログを観てたら、
珍しくなおとがやってきて…
私の膝に座るのかと思いきや、椅子をズズッと引っ張ってきて、
食い入るように観ていました。
その時の表情!あ~やっぱりなおとだわ!heart04
キラキラ目を輝かせていました。
「続きが楽しみだね!」
の一言は、とっても嬉しかったですhappy02

投稿: せりなずな | 2011年7月 6日 (水) 10時18分

わくわくします^^;楽しみです。
北欧いいな~、あそこにキリスト教
がくる前に、地元の女神いますね。
名前忘れたw 
素敵な童話つづき待ちます。

投稿: kawasemi | 2011年7月 6日 (水) 10時54分

cloverせりなずなさま
なおとくんが、お膝は卒業したのかしら??
でも、読んでくれて嬉しいです。notes
お母さんに似て、おはなしの大好きな少年に
なるといいなぁ。いや、なりそうな気がする。
はやいうちから、ブログで物書きさんに
なりそうな気がします。。。。
楽しみ~lovely

投稿: ぷりん | 2011年7月 6日 (水) 19時30分

chickkawasemiさま
北欧神話はよく知らないのですが、
女神がいろいろいた。。。ような。。。
不老不死ではなくて、りんごを食べて
いたような。。。catface
北欧もまた伝説の宝庫!fuji
人形劇や、アニメもすばらしい!
こんど、もう少し勉強してみますね~snow

投稿: ぷりん | 2011年7月 6日 (水) 19時33分

北欧やロシアの中では、なぜが森や湖の話になると
女神が、あったようなきがしました。
キリスト教が来る以前の神様に「女神」がいたと言うのも、厳しい自然のなかで解る気がしました。
時間がゆっくり流れていました。

投稿: kawasemi | 2011年7月 9日 (土) 15時29分

kawasemi様
森と湖には、男神より女神がよく似合います。
厳しい自然ならば、優しい神がほしくなるような
気もします。
改革の西欧に対して、北欧は共存です。
こんど、時間のあるとき、もう少し
さぐってみたいわ。北欧神話!

投稿: ぷりん | 2011年7月 9日 (土) 19時08分

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