« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月

2011年7月30日 (土)

ぷりんのこのごろイラスト

今日は、近頃させていただいたお仕事を
ちょっとまとめてみました。

幼児月刊誌「みんなともだち」(チャイルド社)では、小さな昔話
「きっちょむさんの星おとし」を描きました。
竿で星を落としてみせよう!なんて、ホラを吹く吉四六さん。
だまされた村人たちも、にやにや。。。
こうしたユーモアを笑いあえる世界って、ほがらか♪
Photo

童謡の中川ひろたか先生の「SONG BOOK」から発売の
童謡CD+Book。「童謡みっけ4」
わたしは、鈴木つばささん作詞の「オーパンツ!」
のイメージ画を担当。おしゃれな詩にハワイアンの曲。
さすが!とっても、楽しい童謡になってました。
Photo_2

子どもが大好きなハウスのカレー!
そのハウスの工場に見学に来た子どもたちに渡すリーフレット!
ちなみにこの坊やは、たまねぎから生まれたのです。
カレーの材料のキャラたちが、カレーのひみつを教えてくれます。
Photo_3
世界の偉人たちから、勇気や知恵を学んでほしい!
「10分で読める伝記」〔学研)のなかにおさめられている12人
の中から、わたしは水墨画の巨匠「雪舟」を担当。
少しは、わたしも雪舟に近づけたかな?〔苦笑)
Photo_4

本年度から、教科書改訂。中学一年の道徳の教科書〔学研)では
山本有三の「路傍の石」の挿絵を担当。
主人公吾一が、どこか自分と重なって。。。泣ける。
Photo_5

保育雑誌「ピコロ」〔学研)では、保育まんがも描いています。
子どもに対しても、保護者に対しても、コミュニケーションのとり方
というのが、ずいぶん変わってきたようす。保育の現場に
アドバイスを提供するまんがです。
Photo_6

ううむ。。。こうして、絵だけ見ると節操がないですな。。。
でも、原稿を読むのは好きなので、それにマッチするよう、絵を
変えることに、ストレスは、あまりないのです。
そうは言っても。。。。「わたしはこの絵!」のスタンスで、食べて
ゆける人を見ると、うらやましいです。
そうは言っても。。。わたしは、今目の前にあることを一生懸命
こなしていかなくっちゃ。。ね。

 

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2011年7月23日 (土)

「絵と遊ぶ五行歌」展(その1)

わたしが、ライフワークとして始めたものに「五行歌」があります。
五行歌とは、「五行」でつくる詩歌の形式。
これについては、たびたびこのブログのカテゴリー「歌会だより」
書いてきましたけれど、この秋に、この五行歌で個展をいたします。
五行歌のサークル「麹町倶楽部」のみなさんの歌と水野ぷりん
の絵のコラボです。感謝です〔涙)
そこで、メンバー27人の歌からイメージ画を創作、描き下ろししました♪
で。。。。「絵と遊ぶ五行歌」と命名した展覧会です。
2_2 
会期は、9月16日(金)~9月21日(水)
会場は、東京神楽坂アユミギャラリーです。
詳細はこちらです。

歌はそれぞれ、個性豊かです。絵はそれを活かすべく、
手法もいろいろにしてみたつもり。。。
たとえば。。「麹町倶楽部」代表の赤井氏の歌は。。。

睨み付けなら
朝青龍
ところがドスコイ
我が家の女房にゃ
かなわない

Blog
恐妻家なのか?敬妻家なのか??ちと、不明ですが、
とても楽しい歌です。ですから、パロディふうにしてみましたが、
いいのかなぁ。展示しちゃって。。。〔苦笑)
奥様は女優さんで、ほんとは、ものすごい美人なんですよ~

これから、絵は、少しずつアップしていきますが、
ぜひ、会場に足を運んで、現物を見てくだされば、嬉しいです。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2011年7月16日 (土)

世界昔話「おばあさんとなべ」その3

「おや、まぁ!」
金貨がいっぱいのなべを見て、おばあさんはびっくり!
ふるえながら、取り出します。
「すごい!すごい!」
声をあげると、テーブルに広がった金貨を
むちゅうで数えだしました。
Nabe111
数え終わると、ふりかえって、なべに声をかけました。
「おまえさんは、なんて便利な なべなんだろう」
そして、なべを洗いもしないで、窓辺に出しました。
「もっと、お金をもっておいで」
Nabe112
なべは、ぽーんと、外へ飛び出して、ごろん、ごろんところがって
行きました。
すると、穴をほっている男を見つけました。
なべは、その男の横で、ぴたりと止まりました。
男は、「これはちょうどいい」と言って、なべに ざくりと 
泥をつめこみました。
Nabe12
なべが金貨をもってくるのを待ちわびていたおばあさんは
なべいっぱいの泥を見ると、かんかんに怒りました。
「なんてことだい!」
そして、泥をなべになすりつけると、
「もう、おまえなんか、いらないよ」
といって、思いっきり、なべをほうりなげました。
ぽーん!
Nabe13
なべは、ころころ、ころころ、どこまでもどこまでも、
ころがって行きました。
そして、それっきり、もう、おばあさんのところへは
もどらなかったそうです。
Nabe14
だれかに、拾われたでしょうか?
いいえ、今でも、ころがっているかもしれませんね。
(おしまい)
Nabe15 

ちょっと、寂しいエンディングでしたが、いかがでしたでしょう。
おばあさんに追い出されたなべは、どんな思いでいるのでしょう。
おばあさんを怒らせてしまったことを後悔し、
「もっと、お金を運べばよかったなぁ。」と思っているでしょうか?
「おばあさん、ちゃんと食べれているかなぁ」と
心配しているでしょうか?
わたしには、「またおいらを拾ってくれないかなぁ」と、
おばあさんの家の前をなんどもころがっているようにも
思えます。おばあさんは、寂しくて、窓の外をながめる気持ちにも
なれないで、気がつかないのかもしれませんね。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2011年7月 9日 (土)

世界昔話「おばあさんとなべ」その2

「おや、まぁ!」
豆いっぱいのなべを見て、おばあさんは、びっくり。
さっそく煮込んでスープにすると、夢中で食べました。
Nabe6
そして、すっかり食べ終わると、
「おかげで、おなかいっぱいになったよ。ありがとう。」と言って、
いつものようになべをていねいに洗うと、窓辺にほしました。
「おばあさん、うれしそうだな。よぉし、こんどは!」
Nabe7
次の日も、なべは、ぽーんと外へ飛び出して、
ころん、ころんと、こんどは肉屋さんへ向かいました。
肉屋のおかみさんは、肉汁のいれものを探しているところでした。
Nabe81
そこへ、なべがころがってきたものですから、
「これはちょうどいい」と言って、
肉汁をざぶりとなべにいれました。
Nabe82
なべは、肉汁をこぼさないように、そうっと持ち帰りました。
おかげでおばあさんは、またおなかがいっぱい。
「ありがとう」と言うと、いつものようにていねいに洗って
窓辺にほしました。
「おばあさん、うれしそうだな。
でも、食べ物だと、すぐなくなってしまう。。。
そうだ!よぉし、あれなら!」
Nabe9
次の日、なべが、ぽーんと外へ飛び出して、ころん、ころんと
向かったのは、大金持ちのやしきでした。
大金持ちは、お金を隠すいれものを探していたところでした。
Nabe101
そこへ、なべが、ころがってきたものですから、
「これは、ちょうどいい」と言って、
金貨をじゃらじゃらんといれました。
Nabe102 (つづく)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2011年7月 2日 (土)

世界昔話「おばあさんとなべ」その1

今回は、スウェーデンに伝わる昔話をご紹介しますね。
このお話は、生活必需品の「なべ」が擬人化されていて、
その様子がとてもかわいらしく、けなげなのです。
でも、結末は少し寂しく、おばあさんとなべの関係には
いろいろと考えさせらます。
どうぞ、読んでみてくださいませ。

Nabe0
むかしむかし、ある丘の上におばあさんが ひとりですんでいました。
おばあさんは、とても貧しくて、たったひとつのなべに ほんの少しの
食事を作って食べるのがやっとでした。
けれども、おばあさんは、なべをとても大事にしておりました。
食べ終わると、かならず、なべに声をかけます。
「おかげで今日も食べることができたよ。ありがとう。きれいになっておくれ」
なべをごしごしみがくと、窓辺にほしてやります。
Nabe1
ある日のことです。
なべは、からだを かわかしながら、思いました。
「あれっぽっちの食事じゃ、おばあさんがかわいそうだ」
いつも自分をだいじにしてくれるおばあさんに何かして
あげたくなったのです。
Nabe3
「そうだ!いいことを思いついたぞ。よおし!」
なべは、からだがかわくと、ぽーんと外へとびだしました。
そして、ころんころんと、ころがって、村の市場へむかいました。
Nabe41
市場には、豆を売っている男がおりました。
お客がついたところで、豆をいれるものをさがしていました。
そこへ、なべが、ころんころんと、ころがってきたものですから、
「こりゃあ、ちょうどいい」と、男は言って、豆をざあーと入れました。
Nabe42
そのとたん、なんとまぁ、なべは、すたこら、坂をのぼって、
おばあさんの家へ帰って行きました。
Nabe5

(つづく)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »