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2011年6月

2011年6月25日 (土)

雨の歌

夏のような日が続きましたが、まだ「梅雨」のはず。(笑)
今日は雨の絵に童謡をつけてみました。

しとしと しとしと 雨のなか
ちゃぷちゃぷ ちゃぷぷん お散歩中
お池に 小石を なげたなら
おおきな おおきな はすの下
ひっそり こっそり かくれてた
とのさまがえるが 顔だした

1
わしは とのさま 池のぬし
いたずらっこめ とんでゆけ
大きな せんすを とりだして
あっぱれ あっぱれ あおいだら
ふわわん ふわわん まいあがる
ふわわん ふわわん 雲の上

2
くもの上では おひさまが
のんびり ねころぶ ひとやすみ
かんかん はたらく 夏のため
雲を まくらに ひとやすみ

雨 雨つづくのは そんなわけ
雨 雨つづくのは そんなわけ

3_2
夏本番前でちょっと体力を温存しているおひさまを
詠ってみましたが、、
この夏は、あんまりはりきられても困ります。
そこそこにしていただきたいものですねぇ。

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2011年6月18日 (土)

世界昔話「巨人男と竜男と白鳥男」最終回

24
巨人男と竜男と白鳥男は、人食いの城へのりこむと、奥へ奥へと
進みました。聞えるのは、三人の足音だけです。
と、そのとき、われんばかりの声が響き渡りました。
「王とその一族に呪いあれ!この国とこの町のやつらに滅びあれ!」
人食いが、剣を振り上げて、突進してきました。
25
巨人男は、斬りつけられた剣をはねかえすと、人食いに斬りかかりました。
人食いも、たちまち斬かえしてきます。剣と剣がなんどもぶつかります。
ふたりは、激しく、戦いました。
26
そして、とうとう巨人男が、人食いを倒しました。と、そのとき、
ごごご。。。。なんと、人食いのからだから、火柱があがりました。
みるみる人食いのからだは竜になりました。
竜は、恐ろしい七つの頭をもたげ、うねうねとゆらしながら、
うなり声を上げました。
27
「われ、竜とならん!」竜男が叫びました。
竜男は、金に輝くりっぱな竜に姿をかえました。
そして、その金の歯で、次々と七つの頭を切り落としてゆきました。
28
すると、どこから湧いたのか、大きな泉があらわれ、その水はたちまち
あふれ、大波となってせまってきました。
「われ、白鳥とならん!」
白鳥男は、すばやく白鳥に姿をかえました。
その背中に、巨人男がローザ姫を抱いて飛びのりました。
竜男も続きます。
29
山の上の王様たちは、人食いの城が、大波にしずんでいくのを
見て、いっそうの声をあげて、祈りをささげていました。
やがてその声は、歓声に変わりました。
波のむこうから、見えてきたのです、ゆうゆうと泳いでくる白鳥の姿が。
背中には、巨人男と竜男。そしてしっかり抱かれたローザ姫!
30
こうして、巨人男はローザ姫と結婚しました。
竜男は2番目の姫と、白鳥男は3番目の姫と結婚しました。
お祝いの宴は三日三晩続いたそうです。
31
それからというもの、三人の若者は、妻たちと何不自由なく、
幸せに暮らしたということです。
今でも、王様の宮殿にいるかも知れませんよ。
32(おしまい)

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2011年6月11日 (土)

世界昔話「巨人男と竜男と白鳥男」その3

「わたしたちが、人食いを倒してみせましょう」
三人の申し出を聞いて、王様は喜びました。
「三人ならば、ほうびの宝も三倍にいたそう。
ローザ姫の下のふたりの姫もめとるがよい」
16
ほうびも増えてほくほくしてきた三人は、人食いを倒すうまい方法は
ないか?と相談しました。
白鳥男が言います。「おいらがさぐってくるよ」
白鳥男は、人食いの城にしのびこむと、唱えました。
「われ、白鳥とならん!」
18 
あっというまに、白鳥に姿を変えた白鳥男。
他の白鳥にまぎれて、城の堀をすいすい泳ぎまわります。
そして、見つけました。
お堀のふちで、ローザ姫が打ちひしがれています。
19
「ローザ姫さま」白鳥男は声をかけました。
「人食いを倒すには、きっと、秘密があります。
どうか、それをあいつから聞き出してください」
20
ローザ姫は、助けが来ることを知って、勇気がわいてきました。
人食いを誘い出すと、ふるえながらも、聞いてみました。
「どんな勇者も、あなたに倒されて死んでしまったわ。
あなたを倒すには、どうしたらいいのかしら?
さいごの願いです。どうか教えてください。」
人食いは、せせら笑いました。
「おまえのことは、明日にはどうせ食ってしまうつもりだ。
だから、俺の秘密を教えてやってもいいだろう。」
白鳥男は、耳をそばだてました。
人食いは、自慢げに話し出しました。
「この国の門の前にじいさんがいるだろう。
あのじいいさんの持っている剣で、俺と同じくらい強い男が
立ち向かえば、俺は倒される。でもな。。。それだけでは
俺は、まだまだくたばらないのさ」
21
「倒れた俺は、七つの頭をもつ竜となるんだ。
その竜は、すべての首をおとされない限り、決して死なないのさ。
しかも、万が一、竜が倒されたとしても、そのあとすぐに大波が
おそって来るだろう。そのときは俺も死ぬが、俺を倒した男も
溺れ死ぬのだ」
22
白鳥男は、話を聞き終えると大急ぎで町にもどりました。
「これで、人食いを倒せるぞ!」白鳥男の話を聞いて、
巨人男と竜男は、喜びました。
「さぁ、三人で人食いの城にのりこもう!」
王様は、大波をかぶらないよう、町の人々を連れ
高い山にのぼりました。
あたりは、鳥の声も聞えず、ぶきみなほど静かで、
これからはじまる戦いをじっと待っているかのようです。
王様は、勇敢な三人の若者とローザ姫のために
祈りをささげました。
23 (つづく)

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2011年6月 4日 (土)

世界の昔話「巨人男と竜男と白鳥男」その2

じいさんは、巨人男に言いました。
「おまえには、この剣をやろう」
じいさんが指を突き出すと、黄金の剣が飛び出しました。
剣は、ふわりと浮いて、巨人男の手にすとんと落ちました。
「これさえあれば、おまえは、どんな敵でも倒すことができる」
8
次にじいさんは、竜男に 言いました。
「おまえには、願いさえすれば、竜になれる力をやろう」
じいさんの指から、竜が飛び出すと、竜男のからだに
すうっと入り込みました。
9
最後にじいさんは、白鳥男に言いました。
「おまえには、願いさえすれば、白鳥になれる力をやろう」
じいさんの指から、白鳥が飛び出すと、白鳥男のからだに
すうっと、入り込みました。
10

ふしぎなほうびをもらって、三人は「これから、何がおこるんだろう」と
わくわくしながら、門をくぐりました。
どころが、どうしたことか?町の人たちは、ひどく悲しそうです。
泣いているものもいます。
「何かあったのか?」
三人は、ひとりの女の人にわけを聞いてみました。
11
女の人は言いました。
「この町のはずれに森があって、何百年も前から、人食いが住んで
いるのです。そいつは、毎年、町の若い娘をさらっては、食べてしまうのです。」
12
「たくさんの男たちが、人食いを倒そうとしましたが、みんな
殺されてしまいました」
13
「そして、今年は、とうとう 王様の一番上の王女ローザさまが
さらわれてしまったのですよ。ああ、もうすぐ、食べられてしまうでしょう」
14
女の人は、お城をみあげると、声をふるわしてつづけます。
「 王様は、王女を救い出したものには、たくさんの財宝を与え、
王女をめとってよいとおふれを出されました。
でも、もうこの町には、人食いに戦いを挑むほど勇敢な男は
のこっていないのですよ」
15
話を聞いた三人は、顔を見合わせます。
「これは、俺たちにとって、またとない機会だぞ」
「そうだ!人食いを倒してみせよう!」
「王女をお救いして、金持ちになろう!」
三人は、勇んで お城へ向かいました。

              (つづく)

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