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2011年2月

2011年2月27日 (日)

英語えほん「勇敢なバーバラ先生」その3

「さぁさぁ、すぐに、この町から出て行け!」
ぶきみな声の大合唱です

けれども、バーバラ先生は、少しもひるみません。
「いいえ、わたしは医者です。わたしには、あなたがたを
治療する義務があります」
きっぱり告げると、
「おや、まぁ、ここには十分な医療器具がないわ。
みなさん、わたしの診療所へおいでなさい。」
といいました。
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みんなを、引き連れて診療所にもどると、さっそく治療をはじめました。
「おや、あなたは口がありませんね」
先生は、口紅で口を描いてあげました。
「おや、あなたは目が三つもあるじゃないの}
先生は、ひとつの目に眼帯をかけてあげました。
「おや、あなたは足がありませんね」
先生は標本のがいこつの足をつけてあげました。
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そして、最後にドラキュラ伯爵に向かって、
「おや、あなたは。。。。まぁ、なんて長い歯なんでしょう。
不便じゃないこと?」
「あああああ~!」
先生は、歯を削ってあげました。
こうして、モンスターはみんな大変かっこよくなりました。
ああ、バーバラ先生、なんてすごいんだ!
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と、そのとき、電話のベルがなりました。
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「はい、バーバラ診療所です。
。。。。。あら!ごめんなさい。すぐまいります」
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バーバラ先生は、まちがってこの町にやってきたのだと
みんなに説明しました。
「わたしは、これから行くはずだった町に行かなくてはいけません」
先生は、まっかなスポーツカーにのりこみました。
「では、さようなら」
きっぱり、告げると、あっという間に町を走り去りました。
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ああ、バーバラ先生、なんて勇ましい、なんて優秀なドクター!
ただ。。。。ちょっと、おっちょこちょい。

        The End

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2011年2月20日 (日)

英語えほん「勇敢なバーバラ先生」その2

次の患者は、骨ばかりの男でした。
「栄養失調ですね」バーバラ先生は、きっぱり告げると
「注射を打ってあげましょう」と、腕に針をさしました。
ところが、ポキン、針は折れてしまいました。
とたん患者は
「ちがうんです。先生~、頭がわれるようにいたいんです~」
とわめきだしました。
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「だったら、頭蓋骨を交換してあげます!」
とうとう、バーバラ先生はおこってしまいました。
標本の頭蓋骨と患者の頭をすりかえると、
「もう、帰ってちょうだい!」ときりきりと眉を吊り上げました。
「なんて、ひどい町なの!へんな患者ばかりじゃないの!」
Blog42
さて、このころ町はずれの墓地では、たくさんのモンスターたちが
集まっていました。
「なんて女なんだ!こわがらして、追い出すつもりだったのに、ちっとも
こわがらないぞ」
ゾンビがくやしがると、透明人間もいきまきます。
「あの落ち着きようはなんだ!」
フランケンシュタインはふるえています。
「ぼくは、あの人が、おそろしくて、おそろしくて。。」
スケルトンがうなずきます。
「あたしなんて頭をがんがんたたかれたわ」
わいわい、がやがや、モンスターたちはどうしていいのかわかりません。
さいごに親玉のドラキュラ伯爵が言いました。
「何か、別の手を考えよう」
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夜になりました。
バーバラ先生の家へ、ひとりの男が飛び込んできました。
「先生、早く来てください!急患です」
忙しい一日を終えて、すっかりくつろいでいたバーバラ先生ですが、
「わかりました」と、立ち上がりました。、
そして「仕事ですから」ときっぱり言って、男のあとをついてゆきました。
Blog52   
着いたのは、なんと墓地!
男はにやにやしながら、言いました。
「さぁ、ここです。ここは、わたしたちが住んでいるところなんですよ」
けれども、バーバラ先生は、やっぱりこわがりません。
「まぁ、ロマンチックなところですね。で、患者はどこにいるの?」
そのとき、お墓がゆれだしました。と、モンスターたちが次々と這い出して
きて、バーバラ先生は、あっというまに囲まれてしまいました。
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「ははは。。。どうだ、まいったか!おれたちゃ、医者なんかいらないんだ」
「さぁさぁ、すぐに この町から出てゆけ!」
ぶきみな声の大合唱です。

(つづく)

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2011年2月13日 (日)

英語えほん「勇敢なバーバラ先生」その1

さて、今日は模様替え騒ぎから生き残った原画をスキャンしてみました。
Macもなく。。。わたしがミニスカートだったころ〔大笑)
児童英語教材の本に書いたお話の復刻です。
もちろん英訳してくれたのはネイティブの方。
でも、もはや、本は、絶版。それどころか、版元も消えてゆきました。。。。

Brave Doctor Barbara(勇敢なバーバラ先生
ほんの少しむかしのことです。
ある町にまっかなスポーツカーにのって、ものすごい美人が
やってきました。
「まぁ、なんて奇妙な町でしょう。ひと気がないのに こうもりばかりが
飛んでいるわ。わたしは、なんで こんな町に派遣されたのかしら」
彼女な名前はバーバラ。お医者さまです。
Blog1
「それになんてきたない診療所!くもの巣とほこりだらけじゃない」
バーバラ先生が、あきれていると、とんとん、とドアをたたく音がしました。
「あら?もう患者第一号のご到着?」
はいってきたのは、ひとりの男でした。
バーバラ先生は、たずねました。
「どうしましたか?」
「こんにちは、先生。おらぁ、頭がいたくて、ぞくぞくするんだよ」
なるほど。。。彼の顔色は、この上も無いほど、まっさおです。
しかも、聴診器をあててみると、心臓はとまっていました。
けれども、バーバラ先生は、少しも驚きません。
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「かぜですね」きっぱり告げると、
「薬を出しておきましょう。これを飲んで、ゆっくりお休みなさい」
「ありがとう」男は帰ってゆきました。
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しばらくして、また、とんとん、ドアをたたく音です。
「あら、次の患者さんだわ。まぁ、今日はなんて忙しい日なのでしょう」

次の患者さんは、からだ中にほうたいを巻いていました。
バーバラ先生はたずねました。
「どうしましたか?」
「ああ、かゆい、かゆい!先生、あたしゃ、からだ中がかゆくて、がまんが
できないんですよ」
なるほど。。。彼のからだのくささで、バーバラ先生は、さっきから鼻がまがり
そうだったのです。
ほうたいを取ってみると、なんと、鼻と口が浮いているだけで、体が見えません。
けれども、バーバラ先生は、少しもあわてません。
「清潔にすることですね」きっぱり告げると、
「一日、2回はお風呂にはいること。じゃ、ほうたいをかえておきましょう」
「ありがとう」男は帰ってゆきました。
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次の患者は、おでこに大きな傷がありました。
バーバラ先生はたずねました。
「どうしましたか」
「おなかがしくしくするし、頭もずきずきします。先生、ぼくは死ぬのでしょうか」
もしや。。。。レントゲンをとってみましたが、悪いところは見つかりません。
けれども、バーバラ先生は、少しも迷いません。
「気のせいですね」きっぱり、告げると
「この帽子をかぶりなさい。おでこの傷がかくれれば、
気持ちが明るくなりますよ」
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「ありがとう」男が言おうとしたとき、
「次の方、どうぞ」バーバラ先生は言いました。

(つづく)

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2011年2月 6日 (日)

ぷりんのむかしむかしイラスト

今、我が家は模様替えで大わらわです。
と、いうのも。。夫〔グラフィックデザイナー)が、オフィスを引き上げ
自宅を仕事場にすることになったためです。
この狭いマンションに、もうひとつ、仕事場を作らなくてはいけません。
仕方ないので、居間をつぶした。。。とほほ。
ピアノ〔電子だけど)を捨てた。お気に入りのテーブルも捨てた。涙です。
そして、棚にも空きをつくるため、イラストの原画を大量に捨てました。
涙、涙です。
そこで、むかしむかしイラストを追悼する意味で、ブログに掲載します。

まずは、フロッピーディスクの頃のイラスト!
もう、データもないのに、プリントしたものが、出てきました。
学習ドリルの表紙で、毎月描いていたもののうちの一枚です。
ごらんください!まだ、「ギザギザ」している!
プリンターも古い時代なので、色も中間色が使えなかった。
生っぽい配色ですね~
Mukashi1_2
ソフトは、今やだれも知らない「スタジオ8」というもの。
当時マックは300万以上する高額商品でした。でも、このギザギザが
いかにもコンピューターらしく見えた新鮮なころで〔笑)
この絵のシリーズは好評。借金も速く返せたのを覚えています。

こちらは、保育雑誌の草花あそびの記事につけた、説明カット。
Mukashi2_2

こちらは、保育の現場での「遊び方」提案につけた説明図の一部。
Mukashi3_2

こちらは、子どもたちに、障害者、お年寄り、妊婦さんたちを理解して
もらうためにつけたカットイラスト。そこから、福祉の仕事を
理解させる内容になっています。図書館本なので、まだ、どこかに
あるかなぁ。
Hukushi

こうした、文章につけるカットイラストというものは、地味なものですし、
雑誌においては、消えてゆくものです。
そして、今はデータで描くのが、常識になってます。
(そうでないと、若いデザイナーさんは処理ができなかったりする〔笑))
けれど、ひと昔前は、こうした地味なものも、ひとつひとつ、
手で描いていたのですよ~。
今見ると、やっぱり、手描きのものは、やわらかな味わいがありますね。
それに、一発勝負。描き直しができないので、絵の腕は確実にあがります。

山のような、カットイラストを見て、「よく、仕事した」と自分をほめてあげたい
気持ち にもなったものの、それにしても、地味な道を歩いてきたなぁ。と
しみじみ。。。まぁ、でも、「一本道」で、よかった。
これからも、そうでありたいなぁ。

では、許せ。さらばじゃ。私のむかしイラストちゃん。
これから、また、片付けです~。

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