« うさぎとおもちで明けましておめでとう! | トップページ | 童謡「おなべの歌」 »

2011年1月16日 (日)

絵本「きんいろのライオン」

本日は、ちょこっとお知らせです。
以前、すずき出版から発売した「きんいろのライオン」が
韓国版になりました。
Blog0
韓国語は。。。まったく読めないのですが。。
きっと、「きんいろのライオン」と書いてあるのでしょう〔笑)
このお話は、私自身とても気に入っているので、
韓国の子どもたちにも読んでもらえるのだなぁと思うと嬉しいです。
子どもの本にしては、悲劇!無常感があるお話なのです。
この仕事を依頼され、打ち合わせの際、担当の編集者には、
「世の中、良いことばかりではないのです。さぁさぁ、ぷりんさん!
思いっきりヤッテ、子どもたちをおおいに泣かせてくださいね」
と言われ、わたしものびのび描きました〔笑)
さて、どんなお話か?立ち読みしてください。

金色のたてがみをもつ若きライオン、マノージャは、草原で
狩りをしながら、家族たちと仲良く暮らしていました。
Blog1
ところが、ある一匹のずるがしこい山犬に出会ったことから、
運命が変わります。
山犬はマノージャの家来になりました。はじめて家来をもって
「王様」と呼ばれ、マノージャは嬉しくてなりません。
父親の苦言にも耳をかさず、山犬を従えて、毎日、狩りに出かけます。
山犬は後をついてまわるだけで、獲物のおこぼれをちゃっかり
ちょうだいできるようになりました。
Blog2
そんなある日のこと。山犬は馬が食べたくなりました。
「今日は馬をつかまえにゆきましょう」マノージャをけしかけました。
マノージャはためらいます。馬は人間のもとにたくさんいました。
でも、父親から「決して近づいてはいけない」と言われていたのです。
山犬は言いました。「人間が、王様に勝てるはずがありません」
「それも、そうだ。よし!」 若く血気盛んなマノージャです。
とうとう、人間の馬をおそってしまいました。
Blog3
さあ、たいへん!怒った人間たちの仕返しがはじまりました。
マノージャはどうなるのでしょう?
Blog
「お友達」って何でしょう?
この本は、友達を選ぶ大事さ、むずかしさを考えさせてくれます。
若い頃は思慮が足らず、つい突っ走ってしまうものですが、
それは、それで、人生を切り開いていくエネルギーだったりします。
山犬が「ほんとうの友達」だったら、マノージャは幸せになれたかも
知れません。

もちろん、「日本語版」もあって。書店やネットでお求めになれます。
よろしかったら、読んでくださいませ。
Blog5 
鈴木出版(03-3945-6611)
文・唯野元宏 絵・水野ぷりん

|

« うさぎとおもちで明けましておめでとう! | トップページ | 童謡「おなべの歌」 »

1子どもと本の話」カテゴリの記事

コメント

韓国版の発売、おめでとうございます。
きっとこれからどんどん海外に向けて出版されていくと思いますよ。
とくに日本の民話なんか、電子出版に乗っていく予感がします。

良いものは世界共通です。
しかし売れっ子になると、仕事ができなくなる心配もある・・・・

投稿: アルキメデス | 2011年1月17日 (月) 18時55分

eyeアルキメデスさま~
絶版にならず、生き残ってくれた本です~heart01
ありがたいです。crying
電子本のことは、これから、
しきりなおします。typhoon
こんど、改めて相談させてね。
お仕事は、またどうぞ、
よろしくお願いしますね。punch

投稿: ぷりん | 2011年1月18日 (火) 11時55分

ライオンならずとも、自身の尊厳を守るために越えてはいけない境界線があるように思います。
心ない者の煽てに乗って境界を越えてしまった者の悲劇、私の身近にもあるような気がします。
自惚れて境界を越えてしまった者にとって一番おそろしいのは怒った人間たちの仕返しではなく、
自分の主義主張・尊厳を自ら否定するような状況に身を置いてしまったために生ずる自己矛盾・自己欺瞞状態だと私は思います。
口先だけの主張ばかりして深慮・信念のない者は、自ら招いた自己矛盾・自己欺瞞の重圧によって自己崩壊・自滅してしまう、そんな気が私にはします。
真の敵は、自身の外にあるのではなく、自身の内にあるのではないでしょうか?
友達がどうのこうのという問題も、結局は自分自身の選択眼・洞察力の問題ですよね…。
悲劇が生まれた原因を自身の外にばかり求めていたら、いつまでたっても他者に絡まってばかりいて自立はできない、幸せにもなれない、そんな気が私にはします。

投稿: YUKI | 2011年1月19日 (水) 07時12分

appleYUKIさま
はじめまして。真摯なご意見、ご感想で
とても嬉しいです。confident

このお話は、ジャータカというお釈迦さまが
生まれる以前の説話をもとにした
5歳児むけのものです。
yukiさんはこれに主題がふたつ見つけて
くださいました。どうも、ありがとう
ひとつは、おっしゃるとおりに
「越えてはいけないもの」。
どんなお金持ちになっても、どんなに強い権力を
もっていても、手にいれてはいけないものがあって
「分」をわきまえる、他の尊厳を守るということの
大事さです。crown

ふたつめは、「友達とは何か」ということ。
お互い、高めあえたり、支えあえたりする
ほんとうお友達を見つけるには、まさに
洞察力が必要ですね。eye

子どもにとって、主人公の悲劇はショックです。
でも、どうして、不幸になってしまったのか?
それを家族で話し合ったり、自分で考えたりする
きっかけになればいいと思ってます。shine
成長していくなかで、学校生活のなかで
そのショックを応用して、生きる知恵にして
くれればいいなぁ、と思っています。up
さいごは自分自身の心の在り方なのだと思うのは
読んだ子どもたちが、もう少し大きくなって
からでしょう。flair

投稿: ぷりん | 2011年1月19日 (水) 12時55分

韓国版の発売!本当におめでとうございます!
この本は、ぷりんさんと知り合えて
初めて手にした本ですので、感慨深いですlovely
なおともPCを覗いて
「あれ?中国語の金色のライオンだ!」ですってcoldsweats01

お釈迦様の説話には、
現在の「子供たちには読ませててはいけない」
と言われているようなお話がたくさんありますが、
今こそ、幼い子供たちにも読んで聞かせるべき話が多いと思います。
私も子供の頃読んだ説話を、今でも戒めとして思い出すことがあります。
我が子にも、話して聞かせたことがありconfident
やはり教訓として子供の心に、しっかり残っているようです。

金色のライオンが世界中で翻訳されると良いですねbook
世界に羽ばたいていっても、ブログは続けて下さいねhappy01

投稿: せりなずな | 2011年1月19日 (水) 15時34分

cloverせりなずな様
どうもありがとうございます。
なおとくんの不思議そうな顔が目にうかんで
嬉しいです。bleah
説話というのは、何千年も語り継がられてきただけ
あって、力強い説得力があります。punch
表面的な事柄だけを読んで「いけない」というのは
きれいごとにすぎない気もします。sweat01
いけないことをしたら、「罰」がある。という
畏れをもつのは、大事なことだと
思いますconfident
なおとくんのように感受性の強い子なら、
きっと、その奥の「愛情」をheart01
読み取ってくれるでしょう。

ブログの更新は大変だけど、
せりなずなさんのような読者がいてくれて
励みになっているのです。
いつも、どうもありがとう。crown

投稿: ぷりん | 2011年1月19日 (水) 23時25分

自分が関わった本を、知らない国の知らない子ども達が読んでくれている、
そんなことを考えると楽しいですね~。

私も、編集した本が韓国版になったり台湾版になったり
英語版になったりして、見本をいただくと、
「よし!これでこの国の言葉を勉強するぞ~」と思うのですが
(なんたって、原本(対訳本)はこちらにあるのですから( ^ω^ ))
いまだに1冊もものにできていませんねえ (p´□`q)゜o。。
もうちょっと時間ができたらしみじみ眺めよう、なんて思っているうちに
ときは過ぎてゆく・・・

投稿: kikkoro | 2011年1月20日 (木) 03時07分

dramakikkoro様
国によって、価値観いろいろだから、
どんなふうに感じるのか、微妙な差はでてくると
思うので、感想を聞いてみたいものです。bleah

こんど、kikkoroさんのご本も見せてね~
どんなものが、翻訳になったの??lovely

少子化のため??
市場は海外にいくのかなぁ。airplane

投稿: ぷりん | 2011年1月20日 (木) 12時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1204961/38488750

この記事へのトラックバック一覧です: 絵本「きんいろのライオン」:

« うさぎとおもちで明けましておめでとう! | トップページ | 童謡「おなべの歌」 »