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2009年8月15日 (土)

万葉集を学ぶ その3

こちらの記事は以前書いた
万葉集を学ぶ その1
万葉集を学ぶ その2 の続きです。

万葉時代 青の神秘

「あおによし」とは、「奈良にかかる枕詞」と習ったように思います。
また「青」とは「青、藍色」だけでなく「緑」の代用でもあるとも
習ったように思います。
でも、それだけなのだろうか?「青」という色には、この時代
もっと特別な意味があったのではないだろうか?

それはなぜか?古事記では、ヤマトタケルが こう歌っています。

やまとは 国のまほろば たたなづく 青垣
山こもれる やまとし うるわし
(やまとは すばらしい国だ。幾重にもかさなる青い垣根のような
 山々にかこまれて、なんて美しいことか)

万葉集では、山部赤人が こう歌っています。

やすみしし わが大君の 高知らす 吉野の宮は
たたなづく 青垣ごもり 川なみの 清き河内ぞ。。。
(安らかに天下をおさめるわが天皇が お造りになった 吉野の離宮は
 幾重にもかさなる青い垣根のような山々にかこまれて
 清らかな川が流れているところで。。。)

この「青垣」、また「青垣山」「青山」ということばに注目して
万葉集を読んでいくと、「青」に囲まれた場所にいるのは
かならず、天皇か、神だということに気がつくのだそうです。

ですから、古代における「青」とは「聖なるものを囲む色」と、考えても
いいのではないか。。というお話でした。

では、「聖なるもの」は、はじめから、「青」の内側に鎮座していたのか?
そうではなくて、わざわざ、「青」をつくって「異界」からやってきたのではないか?
古事記や日本書紀を読むと、そんなふうに考えられるそうです。(つづく)
Photo

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6歌会便り」カテゴリの記事

コメント

現代人は色に溢れた生活をしていて、
空の青さや、木々の生き生きとした緑など、
目に留めることもなくなってしまってますよね。
私もそうです。
青い色を聖なるものと位置づけた万葉の人々。
確かに、広い青い空は異世界への入り口かもしれませんね。
ロマンが広がってきます。

投稿: せりなずな | 2009年8月16日 (日) 16時03分

ぷりんさん ひさしぶり、えつりんだよsunsign03
あおによし ならやまの・・・という楽曲が浮かびます。

・・・実は転職に成功してめちゃ忙しくなった・・此の期に及んで美術運送してるよ(笑)
ブログの引っ越し先なかなか分からなくて、そのまんまだけど、書いてあるから見てね!!

今日のクライアントの広告代理店、つかイベント会社が生意気で頭きた・・・優秀なフリーランスの方々に、協力お願いしたいものですsad

投稿: えつりん。 | 2009年8月16日 (日) 18時08分

あっつ、全体公開になったみたいだから、もうコメント、書き込めるみたいだったよ!

投稿: えつりん。 | 2009年8月16日 (日) 19時37分

あおによし ならやまの 空に 満月・

っていう歌でした。

投稿: えつりん。 | 2009年8月16日 (日) 19時38分

wineあわてんぼうのえつりんさん
お忙しいのに、コメントありがとうcoldsweats01

ブログ入ってみましたよ。でも、やっぱり
ブログを開設しないと、コメントは、
だめなようですので、
ちょこっと、クラッセで記事を書いて、ついでに
えつりんのブログにリンクもはっておきました~typhoon

お仕事、忙しそう。それに、ストレスも
あるようす。でも、美術の運送。というのが、
ちょっと、わたしには、うれしい!
こんど、業界のお話聞かせてくださいな。

投稿: ぷりん | 2009年8月17日 (月) 13時56分

山碧木の筆名を持っている小生にとって、
身の引き締まるようなお話です。
青の歌を、少しつくってみたくなりました。

投稿: アルキメデス | 2009年8月17日 (月) 16時14分

barぷりんさん
あわてんぼうにもなるえつりんです。
コメントありがとうheartconfidentheart
クラッセもたまーに書いてねshine

また業界の話はゆっくりとbar
いっぱい勉強してますhappy01

投稿: えつりん。 | 2009年8月17日 (月) 19時11分

おひさしぶりです!

名前に「青」の字が入っている私としては、
非常に興味ひかれる記事でした。
(そういえば、下の名前はぷりんさんの本名と同じなんですよね!)

調べたわけじゃないので、わからないですが、
東京の青山も、もしかしたら昔は「異界」だったのかな~。
墓地もありますもんね。

投稿: 青山美佳 | 2009年8月18日 (火) 06時42分

eyeアルキメデスさま
そうなの、お歌のときは「山碧木」なのですね。
山歩きのおすきなアルキメデスさんに
ぴったりですね。fuji
読ませていただきたいなあ。「紺碧」のような歌を。

投稿: ぷりん | 2009年8月18日 (火) 11時56分

cloverせりなずなさま
お返事がおそくなってごめんなさい。
昔の人は自然に色に対しても「敬意」をはらっていたのだなぁ。と感心。
現代人みたいにものを
即物的にばっかり考えるとつまらないですよね。
「青い空」が異界への入り口。。。mist
さすが、せりなずなさん。ロマンチックだわ!heart04

投稿: ぷりん | 2009年8月18日 (火) 12時03分

wineえつりんさん
クラッセってほんと、若いママさんが
多そうですね。ココログとはちがう世界。
たまに、書くわ。bleah

投稿: ぷりん | 2009年8月18日 (火) 12時06分

cake青山美佳さま
そうです。わたしも「美佳」です。
ちょっと、祖母がつけたようですけど、
気の張りようが少し恥ずかしいcoldsweats01

青山さんの場合は、さらにりっぱなお名前。
「青い山にかこまれたところに鎮座する
聖なる美しい佳人」
ということになります。crown

「青山」には「墓地」。。。これはきっと
何かありますね!typhoon

投稿: ぷりん | 2009年8月18日 (火) 12時13分

こんばんは。

色の好きな私は、この記事に驚きましたlovely

そして、ぷりん先生の青の絵にもlovely

じかに受けたい講義ですねwink

投稿: aoba | 2009年8月24日 (月) 23時08分

snailaobaさま
おや、絵文字が!絵ばかりでなく、
コメントの技術の向上!

絵が、どんどん、上達するaobaさんart
お近くだったら、手とり足とり
きびしい指導angryをいたしますのにねぇ。
残念です。wink

投稿: ぷりん | 2009年8月25日 (火) 09時50分

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