« 「宇治拾遺物語~お坊さんと白い牛」(後編) | トップページ | 不憫な酒呑童子(後半) »

2009年4月25日 (土)

不憫な酒呑童子(前半)

私の絵のテーマのひとつに「鬼」があります。

なかでも「酒呑童子」は好きで、よく描く

題材です。

大江山に住んでいて、夜な夜な京の都に降りては、

美女をさらって食べていた酒呑童子くん。

恐れ嘆く都人を助けようと、源頼光主従が立ちあがります。

山伏姿に化けて、眠り薬のはいったお酒を彼にのませ、

寝ているすきに首を討ち取ってしまいました。めでたし!

と、いうお話ですが、なんだか、それはだまし討ち。

どこか、卑怯な気がします。

「頼光よ、侍らしく、堂々と名乗りをあげてから、

戦ってもよかったのではないか?!」

と、わたしは、少々、鬼のほうに同情的なのです。

彼は「童子」と名が付いているように、

子供らしいちょっと長めのおかっぱで、

赤い袴をはいていたそうな。

そんな姿なのになぜ「鬼」なのか?

いろいろな説があるようですが、

わたしは、絵にしますとき(自説として)

こんなふうに、考えてみました。

もしかしたら彼は不義の子で、幼いころ、

大江山に捨てられたのかも知れない。

おのれを捨てた母憎さで、子供の姿のまま

「鬼」に変化したのかも。

             つづく

Douji1_3

|

« 「宇治拾遺物語~お坊さんと白い牛」(後編) | トップページ | 不憫な酒呑童子(後半) »

9絵の話」カテゴリの記事

コメント

すごいなー。
やるとなったらやるのね。
ほぼ毎日?
「つづく」だからまたきます。

投稿: 猫の手 | 2009年4月25日 (土) 23時57分

京都の嵐山から出ているトロッコ列車に乗ると途中で酒呑道子が車内をめぐってくるよね。頼光は清和天皇の3代末裔、桓武天皇の4代末裔が平将門なので同時代だね。

投稿: GAMA | 2009年4月26日 (日) 08時03分

smileそうですね、とにかく早く手を慣らそうと
今週は、がんばりました!
それに人様に見ていただくと、励みになりますね。
cat猫の手さんのお友達に、こういった記事が
お好きな人がいたら、お知らせしてください。
応援してくださいな。

投稿: ぷりん | 2009年4月26日 (日) 11時14分

trainトロッコ電車の記事は読んだことがあります。嵐山のほうにはいちど行ってみたいものです。
それにしても、GAMAさんは、ほんと、なんでもご存知!
感心しています。こんど、いろいろ教えていただいて、
GAMAさんご推薦の伝説でも書いてみたいと思います。

投稿: ぷりん | 2009年4月26日 (日) 11時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1204961/29283679

この記事へのトラックバック一覧です: 不憫な酒呑童子(前半):

« 「宇治拾遺物語~お坊さんと白い牛」(後編) | トップページ | 不憫な酒呑童子(後半) »